【前回までのあらすじ】
遡ること2年前の2015年春、生まれてよりこのかた離れた事の無かった京都市から京都府中北部の嫁さんの実家へ引っ越す事となり、同時にそれまで勤めていた会社も退職。
晴れて無職となったからにはやりたい放題、時間なんて幾らでも有るさ、と言うのは夢物語。
引っ越しの準備や次職の事などやらねばならない事はてんこ盛りの状況でまずやったのは家族でアンパンマンミュージアムへレッツラゴー。
言ってる事とやってる事が違うぞ、さあどうする。
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さて・・・引っ越すまでにしなければならない事。
引っ越しの準備は毎回の様に述べますが、なかなか進みません(;´Д`)
が、今回はそのお話じゃなくて資格取得のお話。
次の仕事は嫁さんの縁戚関係の仕事と決まってはいるのですがそちらでお世話になるにあたり、フォークリフトの資格を取っておいて欲しい、と。
資格なんて取得するのは20歳頃に取った自動車免許以来。
リフトが動いているのは前職の倉庫なんかでも見てはいましたが、自分で操作なんてした事も無く。
取得費用は約4諭吉さん、半分は会社負担だと言う。
・・・・と言う事は2マソ持ち出し!?・・・Σ(゚Д゚)
果たして取得できるのか???(笑)
取りあえず、近くでフォークリフトの資格が取れる教習所をネットで調べてみたら車で1時間掛からない所に一件有った。
全日程、4日間掛かると言う・・・・そんなにかかるのか(;´Д`)
申し込んで暫くすると書類が送られて来た。
書類に目を通すと持ち物とか服装とか色々書いて有る。
こう言ういわゆる諸注意事項を見ると未だに緊張しちゃうのは何故なのかね(笑)
なになに、筆記具・・・この写真・・・まぁこの辺りは普通だな。
服装・・・ジーンズなど動きやすい服装にヘルメットおよび安全靴をお持ちの方は・・・って普通のサラリーマンが持ってる訳無いだろ(;´Д`)
と言いたいけど前職が内装関係だったので持ってたりする(笑)
あと・・・本籍地入りの住民票って面倒だなぁ・・・
って言うのが実は「引っ越しました②」の前の時点のお話で、無職1日目の区役所行った時に住民票取って来た。
初日が知識や法令に関する学科と学科試験。
ええ!?初日から試験ってΣ(゚Д゚)
落ちたら終わりかよぅ・・・(;´Д`)
落ちたら2マソがパァ・・(会社もなんですがw)
と、今思うと我ながらマイナス思考全開だなぁと振り返ってみたり(笑)
周りのリフト資格持ってる人に聞いたりすると簡単簡単!あんなの落ちるヤツいない、と無責任に太鼓判とプレッシャーをかけてくれる(笑)
聞かなきゃ良かったと受講初日まで不安な日々を送りながらアンパンマンミュージアムに行き、遠回りをしてエグってたりしてたのであります(笑)
で、初日の学科は200頁になろうかと言う厚さ1cm以上あるこの教本を1日で終わらせ、しかも試験まですると言うから驚いちゃいましたよ、ええ。
でも講師の方もプロですね、さすが。
まぁ簡単に言うと原付免許の時の講習と同じで要所要所を説明しながら、後はさーっと流し行くんですな。
で、
「ここ、大事だから線引いといて下さい」
ここ大事キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
なるほど、このパターンか。
あとは睡魔との闘いだな(笑)
なんとか睡魔との闘いに勝ち、初日学科試験もパスし、二日目に繋いだ。
でも、やっぱり落ちてる人、いるよ・・・怖いなぁ(;´Д`)
二日目からは実技、まずは走行。
車の免許を持ってると4時間ほど短いから運転に慣れてると有利だって言う事だろう・・・
と言うのは勝手な想像。
こ、こんなカクカクした狭い迷路みたいな所、こんな先っちょに牙みたいなの付けたリフトで動けるのか!?Σ(゚Д゚)
(※場内撮影禁止の為、写真でお見せ出来ないのが残念)
その通路を順に走行する訳ですが、その前に忘れちゃならないのが「作業開始前点検」。
自動車の乗車前にエンジンルーム開けて見たりタイヤの空気圧足りてるか見たりするアレと同じですね。
前輪良し!荷役装置良し!・・・と指さし確認で一回りした後、エンジンかけてレバーやクラッチなど点検、前方や周囲の確認の後、やっと動き出せる。
一度に10人程度が受講するため、なかなか自分の番が回って来ない反面、こう言う指さし点検箇所などの動作については他人のを見ながら覚えられたりする。
でも点検の後、休憩挟んでまた点検、やっと動かせるのかと思えば今度は荷役装置、つまりフォークの部分を動かす練習(笑)
何故走らせる前にフォーク操作の練習するのかと言うと、フォークリフトは停止した状態ではフォーク先端部分前傾させて地面に付けて置かなければならない為、まずはフォーク先端を起こす必要が有り、更に先端を少し上げ、フォーク自体も浮かせて走行しなければならないので荷役装置の操作方法を先に覚える必要が有ると言う訳。
いよいよ走行か、と思いきやまっすぐ前進したら一旦停まって今度はまっすぐバック・・・・いつになったらこの狭い迷路を曲がる練習が始まるんだ(;´Д`)
こんな事を10人前後が順繰りに、しかも馴れない機械でやるんだから、そりゃ4日間要るわな(笑)
そうこうしながらも走行出来る様になり・・・あ、今のダジャレですよ?(笑)
こんなの曲がれる訳無いと思ってた狭い直角通路もリフトは後輪ステアリングな為、意外と回れる。
って言うか、そもそもリフトが狭い倉庫内等で重量物を運搬するために作られてるんだから当たり前っちゃ当たり前だけど(笑)
それでも最初は自動車の左右転回と違う感覚に戸惑ったもんです。
でも、要するに車をバックで運転してる感覚なんだ、と気付いてから随分楽になりました。
縦列駐車するのに狭い空間にバックで入るのと一緒。
なんとか走行も出来る様になった最終日の更に昼から、ここでやっと実際に重量物の運搬になる。
例の狭い迷路の一角に置いてある1tのコンクリートの乗ったパレットを取って迷路を一周し、元置いてあった場所にパレットを戻してリフトをスタート地点に戻して完了となる。
走行に関しては流石に2日半も乗ったので慣れてきたけど、フォークを上げてパレットの高さ10cm強の隙間に差し込み、持ち上げてはまた元の枠内に戻すと言う、なんだかビミョーな操作をこんな大きい鉄のフォークでしろと。
制限時間付きで。
しかも半日で(;´Д`)
箸で麺掴むのなら得意だけど・・・良くテレビでショベルカーの先端に筆付けて字書いたりするような番組見てスゲーとか思ってたのに(比べもんにならんけどw)。
あまり覚えてないけど、確か減点方式で80点位は取らなければならなかったと思う。
流石に自信ありませんでした(笑)
されど実技試験の時間は放っておいても来る。
パレットを戻す際にちょっとミスしたけど、とりあえずは制限時間内に終わった。
点検、確認も大丈夫。
合否は・・・・?
なんとか一発合格出来ましたよε-(´∀`*)
・・・2マソ、ドブに捨てずに済んだw
まぁ実際リフト乗ってその難しさに悩むのは仕事行き始めてからだけど(笑)
あ、所々に挟んである食べ物の写真は通ってる間に食った物ですの気になさらず( ̄▽ ̄)
最後は合格、教習所とおさらば出来る晴れの気持ちでの一枚で(笑)
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