せっかくの3連休なのに、寒いですねぇ・・・先週は釣り行けるほどポカポカだったのに、昨日は雪、今日は風時々雨って一体・・・・。
 三寒四温が既に始まってて、少しずつ暖かくなって行っている証拠なんでしょかねぇ。。
 ボーっとしている土曜の午後、先週投げてみたルアーでも記事にしてみますか。
 
 まだじっくり投げたわけじゃ無いけど、数投して「??」が頭の上に浮び、さらに投げて「こんな良かったの?」と思い、更に投げ続けると反省してゴメンナサイと言っちゃったほど、今まで思ってたイメージとかけ離れて良かったのがボーマースティック。
 
 一見、ただの棒で、外見上特に特徴も無く本当にシンプルなペンシルベイトなだけに、今まで特に気にかける事も無く、チャンスが有れば欲しいかな、位の印象しか持って無かったんだけど・・・
 
 そのチャンスが一気に巡って来ちゃって一挙に4本も我が家に来る事になりました(笑)
 
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 奥からイエロー・ブラックリブフロッグゴールド・オン・イエローブラウン・オン・イエロー・オレンジベリーとなってます。
 でも・・・良くみてもらうと一番奥だけスピンスティックなのが分かります??
 更に目を凝らすとフロッグカラーのはチン玉が二個、手前の二本は一個ずつ。
 
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 これはどう言う事なのかと言うと、最初買って来た時点では4本とも手前の二本と同じくチン玉一個ずつしか付いて無かったんですよね。
 
 恐らく・・と言うか、間違い無いですけど前オーナーが手を加えてバランス調整した様です。
 ボーマースティックの出荷状態はチン玉二つが正解なので、前オーナーはそのバランスが気に要らなかったんでしょうね。
 さて、奥の二本も元は手前の二本と同じ改造済みだったと書きました。
 これを更に弄ればスピンスティックが作れるんじゃ無いかい?なんて思いまして、細かいカップワッシャーの数やチン玉の有無を調べようと思いましたが、元よりボーマーは殆ど知らず。
 
 そこでボーマー博士の廚年さんに教えを請う事になりまして・・・・そうしますと、丁寧に記事にして頂き、検証までやって頂く事が出来ました!細かい数値まで検証して下さり、感謝です!
 
 でもって、最近恒例のルアー&リンク紹介同時公開ですが、今回も廚年さんのブログへのリンク紹介記事を作成しました(笑)
 
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 今回は手前の二本も改造しちゃおうって事で、イエローオンブラウンオレンジベリー(長っ)にスピンスティックになって頂き、ゴールドオンイエローには元の姿に戻って貰おうと思います。
 画像はオレンジベリーのリヤヒートンを抜いた所ですが、ボディとヒートンの接点にウェイトが仕込まれているのがお分かりでしょうか?
 チン玉を一個抜いただけでは浮き角度が浅く物足りなかったと見えます。
 
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 この仕込みウェイト、良く見ると非常に細い糸錘をぐるぐる巻いて作られています。
 それも、カップワッシャーに丁度ハマる様にとぐろを巻いた様な形状に仕上げられてますね。
 
 前オーナーが見てて、「あー!それ、俺の売ったルアーやっ!!」と思う瞬間です(笑)
 
 見つけた4本ともが全てこの状態になっていました。
 これを見ただけでも、このスピンスティックが前オーナーに如何に信頼の武器になっていたかが分かりますよね。
 ですが、僕はデフォルトの状態で使ってみたいので元に戻させて頂きます(笑)
 仕込みウェイトもしっかり保管してあるのでいつでも復元出来ますしね♪
 
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 ラウンドペラのみ別途用意して、後はパーツの組み換えでスティックが1本、スピンスティックが1本出来上がりました。
 スティックの方はフロントがカップワッシャー1のみ、リヤはチン玉2個のみです。
 スピンスティックの方はフロントがラウンドペラ、カップワッシャー逆、カップワッシャー順で、リヤがラウンドペラ、カップワッシャー順、カップワッシャー逆となってます。
 
 カップワッシャーの逆とはカップの口になる方が前方向、順とはヒートンの刺さる穴が前方向になっている状態です。分かるかな?
 
 もしかすると、これ元々スピンスティックだったのをスティックに改造??なんて事も思ってしまいそうになる程どっちがどっちか分かりません(笑)
 
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 なので実際の使用感は恐らく一緒だと思うのですが、今回はスティックに絞って感想述べますが、チン玉2個も付いてんだから見事な立ち浮きで。
 こんなので首振るのかと思いきや、綺麗に動きます。
 ここが感動ポイントその1でした。下手すりゃツンツンと手前にまっすぐ来るんじゃないかと思ってましたので・・(笑)
 ドッグウォークとスケーティングの中間くらい?タックルセッティングにも寄るでしょうけど、スピードスティック#1-16HOBBに14lbナイロンラインでこの様な動きでした。
 
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 そしてもう一つ、感動ポイントその2は普通にドッグウォークさせるよりも軽めに動かすと、チョンチョンとお辞儀しますし、さらにそこからグイッと煽ると立ち浮きペンシルお得意のダイブもします。
 
 残念ながらズイールのテラーの様に水中ドッグウォークまでは出来ませんでしたが、それでもこのルアーのボリュームと使いどころを考えると犬歩き+お辞儀+ダイブの組み合わせで充分に出来杉君です。
 何しろ、それぞれの動きが狙った様に思い通り出せますからこれは非常に凄いことです。
 ルアーも見た目に騙されてはならんちゅう事ですね(笑)
 
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 後、気になる所と言えば、外見上、唯一と言っても良いんじゃ無いかと思いますが、Sリグのフックアイが当たる部分をエグって有ります。
 他にもこう言う風にエグってるルアーを見た事が有る様な気がしますけど・・・思い出せません(笑)
 これって、フックの横方向への動きを自由にする為のものなんでしょうかね。
 
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 この溝のお陰でボディに対して直角方向にフックが動きます。
 ペンシルに限った事じゃ有りませんが、腹側のフックにフッキングする事が多いのは皆さん良くご存知だと思います。
 フッキング後のバラシで多いのはフックとボディが固定されている場合にヘッドシェイクされるとテコの原理であっさりと外されてしまう事が多く、特に重いルアーでこれは顕著ですが、そのバラシを軽減する為にフックの動きを自由にしたんじゃ無いでしょうか??
 それと、フックのアイ(輪っか)がボディに当たり、強引に動かされるとどっちにしろ、ボディが削れてしまいますから、それを回避する意味も有るんでしょうね。
 
 ま、全て妄想ですが(爆)
 
 あと・・・減点ポイントとしては・・・・良く聞く話、塗装が弱く、数回使うとボロボロになる・・・まるでどっかのルアーですね(笑)
 この点に関しては慣れてるのであまり気になりません・・・某社のルアーでこの様な耐性が出来ているとは(爆)
 
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