最初に、ルーハージェンセンの書庫なのに何故にオザークマウンテン?と言う方の為に少し書きますと、ルーハージェンセンと言う釣り具メーカー、今まで実に沢山のルアーメーカーを飲み込んで来ております。
 
 有名なルアーで言うと、このブログでもしょっちゅう出て来るサウスベンドのニップアイディディバスオレノ、退いてしまう位リアルなプリントで有名だったクランクベイト社のフィンガーリング、ローデンエンタープライズのジョニーラトラー、忘れちゃいけないダルトンファミリー、それに今回記事にするオザークマウンテンのウッドウォーカーウッドチョッパー・・・
 
 よくもこんなに飲み込んで来た物だと思います。
 
 中には吸収し切れずに消化不良を起こしちゃったルアーも有るみたいですが・・(笑)
 
 そう言ったわけで、別に書庫の有るニップアイディディ以外のサウスベンド系やオザークマウンテン系など、ルーハージェンセンから発売さていたルアーはこの書庫に収められていると言う訳で御座います。
 
 それこそ、この辺りのルアーは年代が違えば販売していた会社も違うので、書庫が限りなく増えてしまうので、ルーハージェンセン書庫に飲み込んじゃったのです。
 同様にロヂャーなんかもラックEストライクの書庫に入れたりしちゃってるのですが、ギルモアだけ何故ノーマンに入っていないのかとかそう言う細かい事は特に理由が有りませんのであしからず(笑)
 
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 このウッドウォーカー、某誌で「棍棒を振り回した様に首を振る、後期物とは別」と言う様に紹介されてました。
 
 その記事を見た頃は丁度アメルアにハマり始めた頃で、トップと言えばペンシルが一番好きでしたので、以来欲しくて欲しくてタマリませんでした。
 
 後期物、と言うのは90年代初期にルーハージェンセン移籍後のプレスアイ(金具を押し付けた様な目)でアゴが少し凹んでいるウッドウォーカーの事で、このブログ初期にも紹介した事が有りますが、現時点ではカタログ落ちしている様なので現行とは言えないかも知れませんけどね。
 
 その現行のウッドウォーカーは、と言うと、見事なまでにテーブルターン、まさに棍棒を振り回した様にグリングリンと暴れ、アゴのくぼみから飛沫をチャッチャと上げます。
 
 それだけにこのオールド物のウッドウォーカーは「現行とは別物」と書かれた「棍棒を振り回す」様に期待してました。
 
 オークションでも結構な人気で何度か狙った物の、落とせず終いでしたが・・・・フラっと立ち寄った中古屋さんで420円で見つけた時はそりゃもうハヒりましたよ。
 
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 しかも欲しかったオザークマウンテン独特のパンプキンカラー、このカラーは木目が透けてて大好きなんです。
 目玉も人気の要因の一つなのか俗称ビー玉アイが埋め込まれ、なんとも豪華な感じです。
 
 バスプロ・チャーリーキャンベルがプロデュースしたと言われるウッドウォーカーはこのビー玉アイが最も古いタイプだと思うのですが、それ以前より有るウッドチョッパーになると、ビー玉アイ採用以前のペイントアイってのも有るにも関わらずビー玉アイの方が人気が有ると言う・・・。
 
 しかし・・・これが普通に売ってた時代を知る人に聞くと、何故今になってそんな人気が出ているのか分からんそうです。
 
 このウッドウォーカー、サイズは大小有って、こちらは大きい3/4ozになります。
 オリザラよりも少し大きめのペンシルですが、実際にワクドキしながらキャストをしてみると、目を疑いました(笑)
 
 使った事の有る方なら、記事を読んでいると某誌の「棍棒を振ったような・・・」に???だったかも知れません。
 
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 棍棒を振るイメージって、ブンブン振りまわす様なイメージだと思うのですが、どう見たってスライディングペンシル。
 後期のルーハージェンセン物のウッドウォーカーの方が物凄いテーブルターンです。
 「感想」なんて物は個々人で全く違う訳ですが、それにしても棍棒振り回すはどうかと・・・・
 
 こう書いちゃうと、全く動かないみたいですが、テーブルターンするタイプのペンシルでは無い、と言うだけで、スライディング性能はビビリますよ(笑)
 
 それも脚の長いロングスケーター選手で、このサイズのペンシルだけ有って、他に僕の知ってるロングスケーターと言えばズイールのテラー5/8ozですが、良い勝負します。
 
 水押し加減も良く、気持ち良く動かせるウッドウォーカーと言う名に恥じないペンシルベイトだと思いますよ。
 
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 サーフェイスリグに、ゴールドのイーグルクローだなんて、所有欲も満たしてくれますしね。
 
 お腹側を見ると良く分かりますが、木目がしっかり見えてますでしょう。
 こう言うのって大好きなんです。
 プラグと言う言葉は酒樽の栓と言うのが語源だそうですが、このプラグの原点がジェームスヘドンが友人を待つ間、持っていたナイフで削っていた木片・・・と言う事を思い出させてくれます。
 
 木の持つ温かみ、とかそう言う高尚な話は正直良く分からんのですが、バスをはじめとするフィッシュイーターが良くこんな木片や金属片に喰らい付くなぁとは思うのです(笑)
 
 これは大きいサイズなんで付いていないのですが、小さい方のウッドウォーカーは確かこの尻のカップワッシャー部分が二重になっており、ウェイトがウンヌンカンヌン・・・
 最初は何で二重にしてるんだ?なんて思ったりしましたが。
 後期のウッドウォーカー小もテールにウェイトを噛ましてあったと思うのですが、単純にサイズを小さくするだけでは浮き角度が変わったりするんでしょうね。
 
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 これまたルーハー物との比較になりますが、ひょうたん型ボディのバランスが前後逆になっていて、オザーク物は頭でっかちなスタイルとなってます。
 
 普通に考えるとフロント部分の方が浮力大になり、後ろは小さめの浮力。
 ですが、この形状に秘密アリだと思うのは僕だけでしょうか??
 
 スライディングする際はアゴの少し後ろ辺りで水を受け流し、ボディ後ろで回転しすぎるのを防ぎながら力のベクトルを前方に向ける事であの脚の長いスケートを実現・・・ってな感じで。
 ボディ後半部分が無ければ、ルーハー物の様にグリングリンと暴れ回っちゃう様な。
 
 そう言う性能が人気の元・・・・・と言うよりはビー玉効果の方が大きいんでしょうね、やっぱり(笑)
 
 僕もエエカッコするつもりも無いので言いますが、元は記事を読んで欲しかったものの、今じゃこのオザークのビー玉に魅力を感じちゃってます(笑)
 
 でもそう言う見た目で惚れるのもアリだと思うんですがどうでしょ?
 
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