ほんと中々皆さんの所へ訪問できずに済みません(汗

 ボチボチ伺いますのでお許し下さいまし^^;


 当ブログを御覧の方々は僕が変なルアー好きなのをご存知かと思いますが・・・

 数年前に存在を知り、いつかは中古屋さんで出会うだろうとチェックし続け、結局一度も出会った事が無いルアーが有ります。

 存在を知ったのは本でもネットでも無く、近所の釣具屋さんだった訳ですが、どマイナーなルアーのくせして結構良い値してたんですよねぇ・・・

 しかし、最初は数個ぶら下ってたのが一つずつ無くなり、先日覗きに行ったらついにラスト一個になってたので思い切って普通の釣具屋さんで普通のお値段出して買い物してしまいました。


 俺意外にも物好きはいるんだな・・・・(心の声)

 
 このマイナーさはネットで検索しても日本語のサイトでは片手で余り過ぎるほどしか出て来ない事からも良く分かります(笑)

 釣れる釣れないよりも売ってる所を殆ど見た事有りません。

 と言うより、こんな変なのをわざわざ輸入して店頭に並べるうちの近所の釣具屋さんに拍手です(笑)

イメージ 1


 だって、バイブにバズペラ付いてるんだもん(笑)

・・・いやいや、バイブに見せかけて、これはトップウォーターで使える奴かも知れん!

 と言う希望もパケを手に取り、ジャラジャラと言うラトル音を聞き、更に台紙裏を見た瞬間に打ち砕かれます。

 台紙裏の一番上にわざわざ太字でSINKING MODELって書かれてます。

 表にも読むのも面倒になるチマチマ書かれた文字を良く見るとVIBRATES!と感嘆符まで使って訴えられりゃ投げて見なくとも分かりますわな(笑)

 サイズは鼻っ面からブレードの先までで約9cm。重さは量ってませんが5/8~3/4oz有りそう。
 アメリカンバイブにしてはそれ程大きいって訳でも有りませんが、ラトル詰め込み過ぎなのか、結構重いです。

 ルアー名のSonic Screechとは音の金切り声って翻訳されますけど、なるほどバズペラがクラッカーに当たってそんな音でも出すんでしょうか。

イメージ 2

 一個しか無いのに、ついつい使ってみたくて開けちゃった(笑)

 ついでに言うと、買った帰りに試し投げしてきました。

 やっぱり、どこからどう見てもバイブレーションプラグでした(爆)

 ボディサイドにはホログラミカルな鱗やエラ、ヒレなどがプリントされ、結構まぶしいです。


 これで水面付近を高速でモワモワさせながらキュルキュルカチカチってバズペラが飛沫と音でも上げよう物なら最高だったんですが・・・

 やっぱりバイブレーションプラグでした(笑)

 それも結構潜ります^^;

 ペラはしっかり回るんですが、水流は起こしても飛沫は上げません。

イメージ 3

 ・・・じゃぁ一体何の為のペラだよって言いますと、このペラが回転することで尾びれをイミテートしてるとな。

 水中ではペラとクラッカーの当たる音も鳴ってるのかも知れませんが・・後はフラッシング効果も有るのでしょう。

 ・・・・尾びれキラキラさせてる魚って・・・・・・・・・・・。


 着水直後には巻き込んだ空気の泡もお尻から出すんですが、どうせならもう少し工夫してリーリングスピードを上げれば水面でバジング出来る位にすればよかったのにねぇ^^;

 でも、このペラにはもう一つだけ機能が備わっていました。

イメージ 4

 こんな風に左右にペラが可動します。

 泳がせると本体はバイブレーションプラグなので、ブリブリと小刻みにバイブし、ペラは水流を受けるので、進行方向に対して一直線の状態を保ってひたすら回転します。

 要するに胴体と尾びれが別の動きをするジョイントプラグだったわけです。

 実際に見てみると、魚が泳いでる様にはとても見えませんが(笑)

 ジョイントラパラの様なあのくねくね感は有りません(キッパリ

 その代わり、これでもかって言う位フラッシングしてます。

 ピックアップ直前にはさすがに一瞬だけ水面に出て来るんですが、その時、スクラッチ音とクラッカー音、さらにブビュビュビュとなんともやかましいルアーに変身、ほんとに惜しいです。


 広い風呂でも有れば潜って音聞いて見るんですが、我が家はあいにく非常に狭い風呂なので・・・。

イメージ 5

 目玉は最近流行りなのか、ぷにぷにの3Dアイです。最近のスーパースポットのホットタイガーカラーに使われてるアレです。

 この目玉、ぷにぷににする意味有るのでしょうか。

 釣れない時に爪で押してストレス解消する位しか効果は思いつきません(笑)

 最近のアメルアはこう言うレーザーフィニッシュが多い様な気がしますが、昔っぽいカラーの方が似合うと思うんですけどねー。

 この形状ならば、やはりラトルトラップの様なカラーリングなんか良いと思うのですが・・。

 フックは後ろのは流石に着けられなかったのでしょう、腹のみのワンフッカー。

 釣れて来る魚は大抵ベリーフックにフッキングしてるので、これで充分と言えば充分ですが、ルアーと言うものはお尻にもフックが付いている物と言う先入観からか少し不安(笑)

 そうそう、メーカーによるとこれでもこのフック、マスタッドらしいです。ソルトでの使用も考慮に入れ、ニッケルメッキだとか。

 根掛りも考えられるので、ダブルに交換と言うのも有りですね。

イメージ 6

 全体的には一目惚れした位なので気に入ってます。

 なんせバイブレーションにバズペラですよ、旦那(笑)

 しかもそのペラは水面とは一切関係無いのに・・・アメリカってこんなヘンテコなルアーが多いから好きです。

 見た目が、とかじゃ無く、発想そのものがアメリカンなんですよねぇ。

 釣る為の動きや音などの研究はしてるんでしょうけど、思いつきで作ってみました的な所はやっぱりおおらかですね。
 釣れるルアー、売れるルアーを目標にしてるのは間違い無いはずなんですが、開発者の自己満足的な発想が強いルアー。

 こう言うの考えても今の日本のメーカーじゃ許してもらえないのかな?

 トップでもそうだけど、ルアー釣りの面白さってそう言う所にも有ると思うんだけど・・。

イメージ 7