やっとこさ出てきましたよ。

 アーボガストのロングセラーポッパーです。
 僕がバス釣りを始めた80年代初頭、唯一持っていたアーボガストがフラポッパーでした。

イメージ 1

 子供の頃、所持していたプラグって、僕の場合、ダイワやシマノの国産じゃ無く、海を渡ってきたルアーばかりなんですよ。

 と言ってもそれほど数を持っていたわけでも無く、はっきり覚えてるのは、まずラパラ。F7のGFR(赤金)とFJ11のB(青銀)。
 ヘドンからはタイニークロウラーのXRW。レッドヘッドのホネカラーね。
 バグリーからDB2。ホイル張りの上にオレンジ色で、背中を黒く吹いたカラー。ここは塗装が非常に綺麗で、厚く塗ってあったイメージでしたね。
 ストームからはウィワートのグリーンスケイルとファッツォー小のオイカワカラー。
 それとアーボガストからがこのフラポッパー。当時持っていたのは濃いグリーン系のカラーでした。

 さてここで当時の疑問を振り返ると・・。DB2やストームのクランクは引けば潜ってブリブリ動く訳ですよ。ラパラも同じく浅い所をキビキビと動く訳ですよ。
 クレクロにしても引けば勝手に動いてくれるわけですよ。

 当時、本などは友達のを借りて読む程度。
 ルアー入門なんてのも買えなかった・・と言うより、本買うお小遣いあればルアーに回したりしてました。
 一月のお小遣いだけでは確かバグリーやラパラには一個分に届かなかったはず。

 かと言って国産に走らない所が変なブランド意識でも有ったんでしょうか^^;

 まぁそんな訳で、知識は友達に教えて貰ったりする事が殆ど・・でも、実際に釣り場で友達が手取り足取り教えてくれる訳無いです。だって釣りたい盛りの小学高学年・・・って大人になった今でも釣りたい盛りな訳ですが(笑)

イメージ 2

 てな訳で見よう見まねで釣りするものの、トップの世界は難しい世界だったんですねぇ。
 今でこそドッグウォークが何たるか、少し位は初心者に説明できるけど、大人になってから読んだ入門書にペンシルベイトの動かし方が書いて有って、実際にザラを使ってドッグウォーク出来た時なんて、そりゃ感動もんでした(笑)

 基本的にルアーは引けば動くと思っていたんで、このフラポッパーも同じ様に動かしても全然だし、ポッパーが何をするルアーなのか知っていたかさえ怪しいもんです。

 もちろん、ただ巻きしても全く動きません(笑)
 何かの間違いでポコッと言う音はしても、スプラッシュなんて上げる様なポッパーじゃ無いし、どちらかと言えば音で寄せるタイプのフラポッパーは使っててもあまり面白いルアーとは言えませんでした。

 結局、ミノーやクランクに飽きた時に投げるのは目で動きが見える楽しいタイニークロウラーだった訳です。

 とは言ってもプラグは殆ど使ってませんでしたね。
 だって、無くすの怖いもん(笑)

 かと言ってワームって当時はストレート系が多く、グラブみたいにただ巻きで釣れるワーム知らなかったし、テキサスしかしない訳じゃ無いですか。それも10gほど有る今考えれば大きい部類のシンカーな訳で。
 でも、アクションの付けかたなんて分からないから、余計に釣れませんよ^^;

 で、結局初バスが釣れるのは数年後の中学生時代まで待つことになってしまいました。

 それから続ければもう少し上達してたんでしょうけど・・・中学で入ったクラブや何かで色々と忙しい生活を送り始め、しかも当時登場したファミコンのせいでますますバス釣りから遠ざかり・・・一匹釣ったのみでバス釣りを中段しちゃいました(笑)

イメージ 3

 再開してからの話はまたいずれするとして、当時は殆ど使う事の無かったポッパー、大人になってやっと使う様になるわけです。
 フラスカートが水中でたなびき、放っておいても釣れるとは思うのですが、やっぱりこいつの得意技は音じゃ無いでしょうかね。

 何故か良く、このフラポッパーの事をフラホッパーと勘違いして呼ぶ人がいますが、ポッパーが正解な訳で、フラスカートの付いたバッタじゃ無い事は誰の目から見ても朗かですね(笑)

 でも子供の頃はフラホッパーと呼んでたりしました^^;

 音は得意だけど、まぁものの見事に首振りは苦手ですね、このポッパー。

 出来ない事は無いけど・・・って程度の首振りで、あえてそんな使い方はしてません。
 ポコン。ポコン。と地味に音を出したり、思い切りロッドを煽ってボコン!と言う音で勝負したり。

 あえて言う必要も無いんですがノイジーでも無く、ペンシルでも無く、こいつはフラポッパーと言う不器用なポッパーなんで音で勝負したいですね。
 今は実は手元にこの写真のフラポッパーしか有りません。
 少しずつ・・では有りますが、また集めて行くとしましょう♪

イメージ 4