オールドルアー、それもウッドの場合、ヒートンが抜けそうになっている・・そんな事がたまに有ります。
 僕の好きなNip-I-Diddeeなどはそれが良く有ります。恐らくは以前のオーナーが修理やフック交換等の際に何度かヒートンを外しては装着しているうちに素材が木だけにネジ穴が馬鹿になってしまい、抜けそうになる・・そんな所だと思います。

 多少のゆるゆるはヒートンを締め付ければ良いのですが、ニップなどスイッシャーの場合、それをやるとプロップが回らなくなります。

 そこで、瞬間接着剤、ひどい場合はエポキシなどを塗布してヒートンをねじ込み固定するのが良いのでしょうが、僕の場合はちょっと工夫をしています。

 とは言っても、大工さんや職人さんならすぐに思いつく常識の方法なのですが・・・(笑)

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 上の写真は先日記事にしたJim PfefferカラーのNip-I-Diddeeです。前後のプロップを外していますが、後ろ側のネジ穴が写真の通り広がってしまっており、馬鹿になっています。

 購入する前よりショップさんからこの情報は得ていましたが、これくらいならなんとでもなるな、と言う事でこのニップが「今月のNip-I-Diddee」に決定した訳です(笑)

 まぁそれ程大層なことでも無いので、僕の修理方法を申し上げます。百聞は一見にしかず、下の写真の通りです。

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 はい、どこの家にでも有るこれ、爪楊枝を使います。

 穴に爪楊枝を挿し込み長さを決めてからカット、それを埋め木にするだけです。

 通常ネジ穴が緩んでしまった程度ならここまできっちり埋め木する必要は有りません。楊枝の先1~2mm程度を穴に入れてヒートンを締めれば効くはずです。
 このニップの場合は穴が広がってしまっていましたので大きめの埋め木をしました。

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 あとは簡単、ヒートンを元の様にねじ込んで行くだけです。穴の中で楊枝の先が潰れ、ヒートンに食い込んでしっかりと締め込めます。

 注意点としては楊枝が返って邪魔になり、締めこむのがきつい場合は無理に締めこまず、細いドリル等で下穴を開けなおした方が良いと言う事でしょうか。
 埋め木をした場合、無理にヒートンを締めこむとルアー本体の木が割れてしまう事が有ります。ですので楊枝を少しずつ調整して締めやすい分だけ埋め木する方が本当は良いです。
 それとルアーの場合、ヒートンをなるべく真っ直ぐねじ込む必要が有るので、大きめの埋め木をする場合には下穴を開け直す事をお奨めします。

 実はこの方法は家や家具などに打ってあるビス(ネジ)が馬鹿になってしまった時に応急処置として爪楊枝やマッチ棒を埋め木する事が有るのですが、それをそのままウッドルアーに使って見ただけなんです。

 少し詳しい方ならご存知でしょうし、前からやっている方もおられるかも知れませんが、お手軽な修理方法ですので、ご紹介させて頂きました。