ルアーネタもそろそろ尽き始め・・(笑)

 手元にはさほど珍しくも無いZEALルアーばかり残ってるのですが、僕はZEALのウッドプラグを卸す際、ZEALでも推奨している目止めをします。

 本来目止めとは木材に塗装する際、木目が塗料を吸い込んでしまわないようにする下地処理の事を言います。なんでそんな事を知っているのかと言うと実は今は懐かしい高校生時代は工業高校の木材工芸科にいたので、嫌でも勉強させられたのでした・・・ってそれ程大した知識でも無く、大工さんやハンドメイドルアーを作っている方なら知っている事だと思いますが(笑)

 ルアーのヒートンの付根などに瞬間接着剤を染み込ませ、水の浸入を防ぎルアーが割れるのを防ぐ様にする事も一般的(なのか?笑)に目止めと言っているようです。

 ネタも無いし、最近購入したバイブルと言うフローティングバイブレーションが有り、まだ卸してませんでしたのでこれを目止めしたいと思います。

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 と、その前にこのバイブルと言うルアーは先に紹介した通り、フローティングバイブレーションです。
バイブルシリーズはいくつか有り、シンキングモデルもあればフローティングモデルもいくつかあり、メタル製品までラインナップがあります。
 元となるバイブルは大昔から有りましてウッド製のフローティングモデルで、永らく製作されていなかったのでZEALファンの間では物凄く人気が有り、オークション等でも結構な高値が付いていました。
 当然、僕もそんなお宝は持っていません。

 今回目止めするのは先のウッドバイブルとも少し違いますが、ZEALビデオ「だからバスはやめられない2」でカシワギさんが使っていて、そのヘナチョコな動きからズイラーの間では話題を呼んでいたウッド・ノンウェイト・フローティングのバイブルが今年やっとこさ発売された、そのモデルです。
 どうヘナチョコな動きなのかといいますと、まず、横倒しに浮きます。で、引くと横倒しのままバイブレーションしながら微妙に潜ります。ある一定まで来るとウェイトが無いためバランスを崩し、ひっくり返ってまた横倒しのまま微妙に潜ります。まぁ何も知らずに買うと「なんじゃこの不良品」と思うこと請け合いでしょう(笑)
 しかし、僕はまだその動きを自分の手で確かめていません・・・・

 そこで今回目止めして、次の釣行には使いたいと思います♪

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 使う瞬間接着剤はこれまたズイラー御用達の大原商事・スペースシャトルです。白濁しにくいそうですが、僕もスペースシャトル以外で目止めした事が有りませんので、実際のところ、どうなんでしょう?^^;

 目止めする場所はグラスアイの周り(アイを埋める穴の木の地肌とグラスアイの間)、ラインアイ・前後のフックアイのヒートンの付根です。

 ZEALの推奨ではゼムクリップ等に少し垂らし、伝わせて穴部に接着剤を染み込ませるとの事ですが、面倒くさいし、上手く接着剤がクリップを伝ってくれないのでノズルから直接染み込ませます。
 なんせ使うの自分ですしね(笑)
 ただ、この時の注意は、
 ①古い接着剤は粘度が出てしまうので染み込みにくい為、新しい接着剤を使う。
 ②一気に接着剤が出てしまい穴から溢れてしまわないように。
 です。グラスアイ周りは写真の様にノズルを沿わせ、少しずつ指していくと毛細管現象で勝手に接着剤が回ってくれます。だからと言って、調子に乗ると注意事項②にあるように溢れますので・・・

 コツはとにかく少しずつ接着剤を出す事です。スッと穴の中に吸い込まれて行きますので、とにかく少しずつです。

 こう言った初期の目止め以外に、ルアーの割れに関しても同じ要領で接着剤を染み込ませてメンテナンスします。ひび割れ箇所に同じ様に少し垂らすとスッと染み込んで行きます。

 で、このまま放置するとどうなるかと言うと・・・殆どの場合接着剤を垂らした周りが白濁してしまいます。
 そこで、この時期ならどこの家にでもある扇風機の出番です。

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 点滴した場所に風を当て、湿気を飛ばしてしまう事で白濁を避けます。これでかなり白濁の防止が出来ます。
 全ての箇所に目止めを施したら後は何かにルアーを引っ掛け、扇風機を当てて乾燥させ、終了です。
 一晩置けばもう触っても大丈夫。

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 乾く前に触るとどうなるかは・・・分かりますね(笑)

 さてさて、ヘッポコバイブルの動き、楽しみだなぁ♪